2023年9月15日 | △▼スグろぐ△▼メイクシュアダイビング日記

先日の写真編集もそうですが、
やっぱり僕はダイビングの
インストラクターですから👆

ダイビングの事、
海の事などをお伝えしたい❗
と思っている訳です🎵

そこで、、、🤔

何か他にもお伝え出来るモノは
無いかなぁ～❓❓と
考えていたら、、、
思い出しました❗

何人かのお客様に
お渡ししていた極意書なるモノを
以前に作っていた事を👆 😁

その極意書には
上巻「フィンキック極意書」
下巻「潜降・浮上極意書」と
云うのがあるんです。

思い出したのもありましたし、
折角なのでココで何回かに分けて
お伝えしていきまぁす✋

ってことで、、、
上巻「フィンキック極意書」

目的：狭い水路やトンネル等の様な所でも
砂を巻き上げる事なく、フィンキックを
自由に出来るようになる事。
また、いかにその環境・場所等の状況に
合わせたフィンワークを知る事で
見合ったフィンワークを駆使出来る様になり、
自然環境やバディに優しいダイバーを目指す❗

項目： ①基本的なフィンキック
　　　②応用的なフィンキック
　　　③砂を巻き上げない為のテクニック
となっております✋

まずは、
①基本的なフィンキック

基本的なフィンキックとは、
ひざをあまり曲げずに足首をキチンと伸ばして
フィンのブレード部分でしっかりと水を捉え、
ゆっくりと大きく掻くと言われます。

ですが、、、
あまりひざを意識し過ぎると、
足の動きが固くなり足の開きが
小さくなってしまう為、
かえって効率が悪くなります(図1)。

よって、
ひざを伸ばす事だけに囚われ過ぎず
「足首」をしっかりと伸ばす事を
意識して、良い意味で「足首」「太もも」
に負荷が掛かる様な蹴り方をすれば、
効率の良いフィンキックとなります。

そこで実は蹴り方よりも足の「上げ方」
が大事になってくるのです❗
フィンは垂直から４５度に近い状態から
蹴り下ろす事で大きな推進力を得る
と言われていますので、
そのような角度になる様に片足のみ
上げて下ろす事が大事となります。

先ずは足首を90度近くに曲げて
抵抗が掛からない様にかかとから
右でも左でも良いので足をあげて
蹴り下ろします。

その際に、
真っ直ぐ上にあげようとすると
意外にあげづらいので、
少し斜め上に上げると良いです。

図２の様にたとえ足の上げ方が
斜めだったとしても、
しっかりと「足首」を伸ばして
角度がついていれば
フィン(ブレード)はしっかりと水を
捉えてくれます。

そして、
蹴り下ろした足とバランスを取った
もう片方の足との両方を
しっかり揃えて「伸びる」。

この「伸びる」。
これ結構大事です👆
身体が進む前に下手に足をまたあげて
推進力への妨げ(抵抗)になってしまう
事って結構あるんです。。。
掻けば掻くほど進むという訳では
ないんです❗

だから僕らインストラクターは
「なんでフィンキック全然してないのに
　そんなに進むんですか❓」
って聞かれるんです。

その理由はしっかり
伸びを使っているからなんです👆

その上で、
バランスを考え両足を交互にあげても
フィンの角度がきちんとついてないと
効率が悪くなります。

フィンキックにおいて必ずしも
左右の足を交互に上げなければ
いけないというルールはありません。

自分の得意(蹴りあげ易い)な足だけを
あげて蹴り下ろしてそれをくり返す。
これで構いません。

但し、
ゆっくりと通常のフィンキックを
する時のみとなります。
瞬間ダッシュを出したい時などには
逆にしっかりと左右交互に足の開き方が
あまり大きくならない様に
「足首」に集中してキックした方が
スピードが出ます。

また、
前述のゆっくりとしたフィンキックは、
中性浮力が取れていると云うのが
前提としてあります。

中性浮力が取れていないと、
ゆっくり足をあげてる時点で沈んだり
浮いたりしてしまう為に
バランスを崩してしまい大変になり
息があがってしまうでしょう。。。

よって、
中性浮力が取れる
⇩
１回で効率の良いフィンキックが出来る
⇩
フィンキック数の減少
⇩
楽チン
⇩
空気(酸素)消費量の減少
⇩
長く潜れる様になる
⇩
ダイビングが楽しい❗❗❗

となる訳です。
是非に試してみて下さい👍👍

結局は「中性浮力」が大事って
事にもなってしまいますが😅
この「中性浮力」については
また別の機会にお伝えします👆